茶色ママと子供たち

べるちゃんが住んでいたケージには現在、茶色いうさちゃんと子供たちが住んでいます。
今朝も気にしつつ出勤しようとしたら、偶然にも世話係のおばさんに遭遇。
あわててジョルゾウさんを止めて話を聞きにいきました。


そこで聞いた話は私をさらに憤慨させるものでした。


・茶色ちゃんはおばさんも知らない間に勝手に業者がケージに入れた
・もちろんおばさんは茶色ちゃんが妊娠していることを知らなかった
・赤ちゃんたちは業者が「撮影に使うから」とか「売るから」とかで勝手に連れて行かされる。
・近日もイベントがあるので業者は子ウサギを連れて行くと言っている

この日、ケージを見ると赤ちゃんは白い仔が一匹だけ。
まだうまれて１ヶ月ぐらいなのに、勝手に母親から離して、
体だって強くないはずなのに、撮影とか人間の都合で連れまわしたり
売りに出したりするなんて。


おばさんもケージを見て
「本当は４匹生まれたのよ。あら、昨日までいた仔もまたいなくなっている・・・・」
と、また勝手に業者が子ウサギを連れ出したらしく胸を痛めていました。

茶色ちゃんはトイレを覚えていないらしく、
あちこちでおしっこをするから衛生的にも赤ちゃんが病気になるのではないかと
心配しています。
そして白い赤ちゃんを見ながら「誰かもらってくれる人はいない？」と私に聞くのでした。

私だって辛いし、こんな状況をほおっておきたくないけれど、どうしようもできない。


学校についてから、動物好きな学生の１人に「うさぎを飼う気はないか？」と聞いたところ
「うさぎ！大好きですよ！今日ケージに見に行ってみますね」と返答が着たけれど
彼は男の子だし、１人暮らしだし、安請け合いする子だし、簡単に飼えるわけじゃないから
それはそれであてにはしないようにしているのですが・・・・



おばさんが世話をしなかったら茶色ちゃんと赤ちゃんの命はどうなっていたんだろうか。
おばさんも「今まで何度も死んでいるのを見ているから・・・・」と悲しそうに話すのでした。




そして帰り道にもう一度、ケージを覗くとグレーの赤ちゃんが１匹戻されていました。
業者が戻したのでしょう。暗くてその仔が動いているかもわからない。本当にやるせない。